えかブログ

季節の手仕事、日常の思ったことなど

人はなぜ本を読むのか。

 

仕事帰りに本屋へ寄った。

 

本屋へは何か新しいものを探したいときに行くことが多い。
趣味のこと、服のこと、旅行のこと。小説であれ雑誌であれ、それは自分にとって新しい世界を見せてくれるものだ。
今回は本屋の入り口に置いてあったおすすめの新刊の中から、凪良ゆうさんの本を手に取った。
特別な理由はない。ただあまりにきれいな表紙の青に、目を引かれたから。

 

汝、星のごとく

 

最近は雑誌を読むことが多く文庫本は手に取ることは少なくなっていた。
中学生の頃はライトノベルにはまって西尾維新さんのシリーズの本をよく読んでいた気がする。
学校では週に2回朝読書という習慣があった。朝の10分間自分の好きな本を読む。
ただそれだけなのだか、本を読むことは嫌いではなかった。

 

今では昔より飽き性になってしまったのか、本を読み始めても最後まで読むことができなくなってしまった。
本よりも映像が勝手に流れていくドラマや映画を見ることが多いのだ。
なにせ、寝ているだけでいいのだから活字を読むより楽でいい。

 

とりわけ本を読むという作業は時によって苦痛になる。
長時間同じ姿勢でいることや本を押さえている手もだんだん痛くなってくるし、何より集中しないと内容が頭に入ってこない。
普段から何も考えていない人間にとっては修行のような作業である。
本を読むには想像力が必要なのだ。

 

とはいえ買ってしまったものは読まなければ。
大人になってすっかり怠け癖がついてしまったが、失いかけた想像力と根気を取り戻すために少しずつでも読んでいこうと思う。