相棒との別れ
車を購入することにした。
地元に戻った時ありがたいことに親が用意してくれた中古車がそろそろ替え時な気がして、次の車検が来る前に買い替えることになった。
もうかれこれ6年近く乗っていたことになる。
走行距離も10万キロを超え外見にも錆や塗装のはがれも目立つようになったのもあるが、カーナビがないことやエアコンをつけると坂が登れないなどの問題もあった。
他にも先日エンジンの警告灯が点灯したため慌てて車屋に持って行ったことがあった。
何かの部品がサビて点くことがあるとのことで、走っていてエンストしそうな感じでなければ問題ないと言われたのだが、それ以来怖くて遠出できなくなってしまっていた。
今の車とはいろんな思い出を共有してきたと思う。
つらい時も楽しい時もいつも一緒だった。
いろんなところに連れて行ってくれたし新しい景色を見せてもらった。
そんな相棒と別れると思うとやはり寂しい気持ちになる。
購入を決めてからはより一層愛着が湧き、もう少し一緒にいたいと思うようになった。
納車の日まではまだあるが最後まで大事に乗りたいと思ったのだった。